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みなさま、こんにちは!
Littleです。
新潟への旅行で、1日かけて酒蔵を4つまわってきました。
と書くと日本酒好きの話に聞こえますが、私はお酒が飲めません。
日本酒好きの夫の希望で予約した「新潟地酒タクシー」に、同行しただけです。
ところが結果から言うと、この日がいちばん記憶に残りました。
しかも、良かったのはタクシーで回った蔵ではなく、午前中に自分たちで予約して行った蔵のほうでした。
お酒が飲めない方が酒蔵に行くことになったら、この記事が参考になると嬉しいです。
この日まわった4つの蔵
先に全体像です。
| 蔵 | 場所 | 行き方 | |
|---|---|---|---|
| 午前 | 今代司酒造 | 新潟市中央区 | 自分たちで予約。駅から徒歩 |
| 午後① | 新潟一粒酒造 | 新潟市北区(豊栄) | 地酒タクシー |
| 午後② | 王紋酒造 | 新発田市 | 地酒タクシー |
| 午後③ | 菊水酒造 | 新発田市 | 地酒タクシー |
午前と午後で、手配の方法がまったく違います。
午前:今代司酒造(いまよつかさ)
まずは午前中。
こちらは地酒タクシーとは関係なく、自分たちでネット予約をして行きました。
新潟駅から徒歩15分ほど。
歩いて行ける距離に酒蔵がある、というのが新潟らしいところです。
見学料は2人で400円
見学にはコースが2種類あります。
- Tour 1 英語ガイド付き。大人(13歳以上)550円/子供無料
- Tour 2 日本語。200円
私たちが参加したのはTour 2で、2人で400円。
定員10名、所要時間は20分という案内でした。
見学の時間は平日が9:10/10:00/11:00/13:00/14:00/15:00/15:30。
土日祝はもっと本数があります。
これだけは言わせてください。予約してから行ってください
入り口にはこんな掲示が出ていました。
実際、予約せずにいらして、見学できずに帰っていく方を何組か見かけました。
定員10名という小さな枠です。
ふらっと寄って入れる場所ではありません。
案内してくださったのは、前の社長さんでした
見学のはじめに、サンダルに履き替えます。

案内してくださったのは、物腰のやわらかい男性でした。
ところが説明がやたらと詳しい。そして深い。
聞いているうちに、この方は前の社長さんなのだと分かりました。
ご自身の言葉のはしばしから、そう察せられるのです。
今代司酒造の人気商品「錦鯉」の名前の由来や、パッケージデザインにまつわる話など、興味深い話をたくさん伺うことができました。

そして、所要時間20分間の予定がまったく終わりません。
9時10分の会に参加したのですが、気づけば10時近く。
かなり時間を超過して説明してくださっていました。
お礼をお伝えしたかったのですが、次の回がもう始まってしまい、言いそびれてしまったのが心残りです。
法被を着て、写真が撮れます
蔵の中に、法被を羽織って写真が撮れるコーナーがありました。
こういう仕掛けがあると、お酒が飲めない人間でも手持ち無沙汰になりません。
無料試飲に甘酒が2種類も
見学のあとは試飲タイムです。

無料で試飲できたのは4種類。
そのうち2つが日本酒、残り2つが甘酒でした。
これが、私にとって決定的でした。
もと
お米のヨーグルト。朝や疲れたときにおすすめです
お店の説明書きにそう書いてありました。
実際、ヨーグルトのような酸味があります。
甘すぎず、さっぱりしていて飲みやすい。
麹
これを飲んで甘酒ファン続出! お米だけの甘さです
こちらは米と米麹だけで作られたもの。
甘酒は甘ったるいものという先入観がありましたが、まったくそんなことはありませんでした。
どちらもとても美味しかったので、両方とも購入。

小瓶の飲み切りサイズを購入しました。
全種類飲みたい方には、有料試飲があります
日本酒が大好きで全部飲んでみたい!という方には、プレミアムテイスティング 1,500円という選択肢があります。
- 無料の4種類以外の全種類が1杯ずつ
- 所要の目安は30分
- シェア不可(1人ずつの注文)
- 持ち込み飲食は不可
種類は16ほどあったと思います。
日本酒好きの方には、このコースが本命でしょう。
甘酒以外の購入品も
実はこの日、甘酒のほかにも買ったものがあります。


フェイスマスクと、ハンドミルクです。
酒蔵のコスメは米麹や酒粕を使ったものが多く、お酒が飲めなくても関係なく使えます。
見学があまりに良かったので、つい手が伸びてしまいました。
午後:新潟地酒タクシーに乗りました
ここからが、夫が楽しみにしていた新潟地酒タクシーです。
どういうサービスか?
万代タクシーさんが運行している観光タクシーです。
2019年ごろから始まったサービスとのことでした。
運転手さんが酒造をまわってくださる貸切のタクシーで、まわる蔵の数も、コースも、料金もそれぞれ違います。
行きたい蔵や時間に合わせて組んでもらう形です。
参考までに、私たちは3蔵をまわって35,680円でした。
予約は電話から行いました。
- 万代タクシー 050-1807-4900
FAXやホームページのお申し込みフォームからもできますが、回りたい蔵などの希望を伝えつつコースの相談ができるので、電話が便利かなと思います。
運転手さんのお話が面白かったです
移動中、車内で運転手さんがいろいろと教えてくださいました。
新潟清酒達人検定というものがあるそうです。
金・銀・銅といった級があり、今はオンラインで受験できるけれど、以前は朱鷺(とき)メッセで実施されていたとのこと。
そして毎年3月には「にいがた酒の陣」。
これまた朱鷺メッセに新潟中の酒造が集まる、チケット制の大きなイベントだそうです。
朱鷺メッセは大きなホールで、アイドルのコンサートにも使われますよ
そんな話を聞いたあと、後日観光中に実際に朱鷺メッセを発見。
1蔵目:新潟一粒酒造(嘉山亭)
最初に向かったのは、新潟市北区にある新潟一粒酒造さん。
創業は明治41年。
のぼりには「豊栄(とよさか)の地酒」とありました。
銘柄は4つです
店内に、4つの銘柄の額が並んでいます。
- 悠天(ゆうてん)
- 嘉山(かやま)
- 越乃梅里(こしのばいり)
- 朝日晴(あさひばれ)
試飲のしくみと値段
- お試し1杯 100円
- のみくらべ3種セット レギュラー800円/ハーフ500円
- プレミアム(大吟醸) 500円/300円
夫が頼んだのは、レギュラーの3種セット(800円)です。

悠天…淡麗辛口
越乃梅里…キレのある旨さ
嘉山…甘口・フルーティー
これが試飲?と思うほど、並々と注がれていました。
味の方向が3つとも違うので、飲み比べには良さそうです。
飲めない私には、緑茶と柿の種
おそらく酒造の方からのサービスかと思いますが、私には温かい緑茶と、柿の種を出してくださいました。
夫が試飲している間も手持ち無沙汰にならず、おもてなしの心を感じました。
お座敷を利用する前に、知っておきたいこと
試飲をしたのは、嘉山亭というお店の中にある、広々とした和室です。
畳敷きで、大きな窓から緑が見える気持ちのいい空間でした。
ただ、利用には条件があります。
掲示を読んで知ったのですが、2026年6月から、お座敷は「買い物をした人」「有料試飲をした人」のための休憩スペースになったそうです。
- 買い物利用の方は目安60分
- 有料試飲の方は目安90分
- お茶・コーヒーのセルフサービスは終了
また、営業は10時〜17時、店内飲食のラストオーダーは16時半、そして前払い制です。
「ちょっと座って休もう」という使い方はできない場所になっているので、行かれる方はご注意ください。
2蔵目:王紋酒造(五階菱)
新発田市へ移動して、王紋酒造さんへ。

敷地に入ってまず目を引いたのが、「王紋」の文字が入った巨大な仕込み樽です。
ベンチと並べて置かれていて、樽の大きさがよく分かります。
建物も看板も立派で、歴史のある蔵なのだと伝わってきます。
ただ、正直に書くと、ここでは何も買っていません。
私の中で「これを持って帰りたい」というものには、出会いませんでした。
3蔵目:菊水酒造(節五郎蔵)
最後が菊水酒造さん。こちらも新発田市です。
木立の中を歩いて、見学が始まります
菊水酒造の社員さんに案内されて見学がスタート。
まず驚いたのが、敷地の緑です。
背の高い木が並ぶ中を、細い小径が通っています。
酒蔵というより、どこかの公園のような景色でした。

心地の良い緑の小径を歩いた先には、大きな杉玉が下がっていました。
作っている現場を、ガラス越しに見られます
見学ルートは番号順に進んでいきます。
①仕込み室。
大きなタンクが整然と並んでいます。

③釜場。
お米を蒸す場所です。
米洗い場もありました。
工程ごとに解説のパネルが立っているので、知識がなくても何をしている場所なのか分かります。

面白かったのが、精米歩合の展示です。
玄米から、55%、40%、23%まで。
実際のお米の粒が小さな容器に並べられていて、削られていく様子が一目で分かります。
純米吟醸、純米大吟醸といった呼び名が、どこで線引きされているのかの図もありました。
25年前のお酒が、棚に並んでいます
見学の途中で、こんな棚の前を通ります。
吟醸生ふなぐち 2000年(平成12年) 吟醸生ふなぐち 2001年(平成13年) 出品酒 12BY/13BY
棚いっぱいの瓶に、こうした札が下がっています。
25年前のお酒がずらりと保管されている光景は、ちょっと異様で、見ごたえがありました。
そして最後に、酒器の展示が待っています
見学の締めくくりがここでした。
これが予想外に良かったのです。
ぐい呑み、杯台、徳利が、棚いっぱいに何百と並んでいます。
ずらりと並んだ小さな酒器を端から眺めていくだけで、かなりの時間が経ちます。

古い陶製の徳利には、お店の屋号が墨で書かれていました。
昔はこういう器でお酒を量り売りしていたのだと思います。
花嫁衣装や、蔵元の古い什器、日本酒に関する書物の棚もありました。
完全に博物館です。
カフェがありましたが、入れませんでした
敷地内にKIKUSUI GARDENというカフェ棟があります。
庭を見渡せる席があって、とても素敵でした。
ただ、閉店時間が迫っていて利用できませんでした。
利き酒は、コインを買って自分で注ぎます
見学終了後はショップに戻り、試飲タイム。
試飲は機械式でした。
- 6種類の中から3つ選べる
- オリジナルのお猪口付きで500円(税込)
- レジでコインを購入して、サーバーに入れる
自分で好きなお酒を注ぐ方式です。
お猪口が持ち帰れるので、お土産を兼ねています。
なお、カフェにも寄りたい場合は、見学の順番を運転手さんに相談しておくといいと思います。
お酒が飲めない私の結論
4つの蔵をまわって、はっきりしたことがあります。
いちばん良かったのは、今代司酒造でした。
理由1:甘酒があったから
タクシーでまわった3つの蔵には、私が飲めるものがありませんでした。
緑茶を出していただいたり、展示を楽しんだりはできます。
でも「これがおいしかった」と言えるものには出会えませんでした。
今代司には、無料試飲の中に甘酒が2種類ありました。
しかも2種類とも味が違い、飲み比べて、両方買って帰れた。
飲めない人間にとって、これは決定的な差でした。
理由2:見学そのものが面白かったから
前社長さんに時間を大幅に超過して案内していただいたこと。
お酒を飲まなくても、見学だけで元が取れた感覚がありました。
理由3:財布が開いたのが、ここだけだったから
これがいちばん正直なところです。
4つの蔵をまわって、私が買い物をしたのは今代司だけでした。
甘酒を2本と、フェイスマスク、ハンドミルク。
言葉で「ここが良かった」と書くより、どこでお金を使ったかのほうが正確だと思います。
では、地酒タクシーは無駄だったのか
そんなことはありません。
公共交通機関ではなかなか行きにくい場所をまわれます。
運転手さんのお話も面白く、夫は終始ご機嫌でした。
お酒を飲まない人が同行する場合は、予約のときに甘酒やソフトドリンクのある蔵があれば入れてほしいと伝えてみてもいいかもしれません。
そうそうあるものではないと思いますが、聞いてみる価値はあります。
これから行く方へ
2026年10月時点で、まわってみて分かったことをまとめておきます。
- 今代司酒造は新潟駅から徒歩15分。ネットで予約できます
- 見学はTour 2(日本語)なら1人200円。所要20分、定員10名です
- 必ず予約を。当日は全回満員で、帰される方もいました
- 今代司の無料試飲には甘酒が2種類(もと/麹)。飲めない人でも楽しめます
- 全種類飲みたい方はプレミアムテイスティング1,500円(30分目安、シェア不可)
- 新潟地酒タクシーは万代タクシーさん(050-1807-4900)。コースも料金も相談制で、私たちは3蔵まわって35,680円でした
- 嘉山亭は10時〜17時、前払い制。お座敷は買い物か有料試飲をした方の休憩スペースです
- 菊水の見学は、最後に酒器の展示があります。カフェに寄るなら、コースの順番を相談しておくこと
今代司から持ち帰ったもの
この日、私が買って帰ったのはこの3つです。
- 甘酒2種
- ハンドミルク
- フェイスマスク
甘酒「もと」と「麹」

無料試飲で飲み比べて、どちらも良かったので両方。
飲みきりサイズの小瓶を2本です。
新潟地酒ハンドミルク

黒と金のパッケージで、今代司のロゴが入っています。旅のお土産としても渡しやすい見た目です。
新潟地酒フェイスマスク

こちらも今代司のもの。
紺色の箱に「新潟地酒フェイスマスク」とあります。
ちなみに楽天市場を見ていたら、新潟の酒蔵11種のマスクが揃ったセットを見つけました。
私が買ったのは今代司の単体ですが、蔵ごとの違いを試すならこちらも面白そうです。
お酒が飲めないと、酒蔵巡りは退屈だろうと思っていました。
実際には、いちばん記憶に残った1日になりました。
新潟の旅、ほかの記事はこちら
最後までご覧いただきありがとうございました!

